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Author:ルートマスター
GSX-1100SとCB1100Rに続き、新企画ではGSXR1000K2レーサーを公道に甦らせます。

頑張るお父さんライダーに向けて、お金を掛けないでも楽しめるプライベートカスタムの世界を少しずつお伝えしていきたいと思います。

カタナ復活プロジェクト
ウイリー

もう一度、あの頃のように走れるのか?

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おはようございます。吉田です。

日曜日は、奥多摩で開催された早朝のサイン会に出席した後、スギのカタナのエンジンを降ろしました。



兄弟二人だけだと、話をしなくともお互いの作業手順が分かっているから黙々と最短時間で進みます。



今回のトラブルはシリンダー下からのオイル漏れです。

私達の26年の経験から言って、カタナのエンジンは普通に組まれていたらオイルが漏れるなんて考えられません。

私のエンジンから漏れているのは圧縮を上げる為に試験的な目的でメタルガスケットを使った為。

前回、スギのエンジンを組んでからトラブルが発生したのは、何処で聞いた知識か知りませんが油冷エンジン用の硬いオイルなんか入れたおかげで、冬場になったらオイルフィルタの蓋が割れました。

これも、普通のエンジンに入れたのなら、蓋が割れる程のトラブルにはならなかった筈です。

小さい原因の積み重ねでもトラブルは大きくなります。

スギの油冷オイル問題以前にも、バブル時代のスペシャルチューンで、油路にロクでもない加工がされていました。

とりあえず今回は、オイルを普通のモチュールにする事で、走るようにはなったのですが、まだシリンダー下のガスケットから漏れます。

おかしい。

絶対におかしい。

こんな単純な構造なのに漏れる訳がない。

とりあえずバラして二人で悩んでみた。



吉田兄が見破りました。

そう!強化スタッドボルトが使われているのです。

カスタムショップの人にとっては常識なのかも知れませんが、私は自分のエンジンに採用していないパーツの事なんて気にも止めておりませんでした。

これは、油路を一つずつ油の気持ちになって考えると発見できます(笑)

ポンプから上がったオイルは、プレッシャースイッチ(オイルクーラーの取り出し口)を経由してヘッドに回ります。



ここに油温計のセンサーを付けますよね。

そしたら、ここからが肝心で、油路は下の穴から入り、前後のスタッドボルト穴を使ってヘッドに上がります。



一番のポイントは上がったオイルがヘッドに開いた斜めの穴からカムに回るという事。



ヘッドには2個穴が見えますが、下の穴は1番4番のカム回りに溜まるオイルのリターン油路です。

このカムプラグの穴を通過してカムに供給されるんですよね。



もう分かりましたよね。

強化スタッドボルトは、ノーマルよりも太いから油路が狭くなってしまうのです。

でも机上論だと、充分な断面積が確保されているっていう人もいます。

事件は会議室で起こっているのではない!
吉田ガレージで起きているんだ!!

まず、スタッドボルトは穴のど真ん中にあるとは限りません。油路はヘッド穴の横に開いているから、ギリギリのクリアランスなのに0.5㎜穴側に寄っていたら、どうなりますか?

更にガスケットの穴は気持ち小さい。

ノーマルのスタッドボルトの径を基準にして、ズレた時の誤差をカバーできる径だと思います。

こういう事も全て考えて組むのがチューニングエンジンです。

さて、あの腐ったエンジンを組んだ人間が、そこまで考えたとは到底思えない。

そもそも強化スタッドボルトなんて必要なんだろうか?

CBの場合は、バラした事のある人は分かるでしょうが、スタッドボルトが本当に悩みの種ですが、カタナはノーマルボルトでトラブルって出るんですかね?

少なくとも、私のエンジンレベルなら油路を狭くさせてまで交換するメリットは、見当たりません。

そもそも、あのパーツは400m走ったらエンジンブローしても良いと考えるチューナーが使うレベルですからね。

私よりも回す人は油路のボアアップまで考えて採用するなら、アリかとは思いますが。

あと、ちゃんと理解したチューナーが組む場合は、対応するノウハウもあるのでしょうから、本物を知っているショップを選びましょうね。

ただ、自分で普通にノーマルエンジンを組む人も、ベースガスケットの四隅の穴は、シリンダー穴径に合わせてカッターで拡大する事をオススメします。

結果的にコンプリートエンジンの全てがトラブルの元になっていたから、ノーマルパーツに交換する事で快調になっていきます。

バブル時代のコンプリートマシーンとは、いったい何だったんだろう。

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2017/05/23(火) 08:41 | コメント:3 | トラックバック:0 |
コメント

Qちゃん(自分もオイル漏れの原因探さなきゃ^^;) :

そうゆう構造になってるのね・・・
せっかく強化したのに仇になっちゃうんじゃ^^;

ま、自分のオイル漏れとは次元がちがうからな~

ルートマスター : Qちゃん

ノウハウがある人が組むならトラブルを避けれるのかも知れません。

私達もこれからは対処出来ますから。

でもその前に強化スタッドボルトにしないとガスケットは本当に抜けるのか?っていう問題になるから、普通のツーリングライダーにはそこまでの高圧縮仕様にする必要は無いよね。

25年前、セルが回らない吉田チューンでもノーマルスタッドで抜けなかったもん。

スギ

いつもいつもお手数おかけしご迷惑をおかけし助けられているばかりでなにも恩返しができていません・・・
今回も無理言いまして申し訳ありません。

本当に吉田さん、お兄さんがいられなかったら降りていたと思います。
ありがとうございます。
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